5月からイッツコムに加わる新しいチャンネル、日本映画専門チャンネルHD。その名の通り、日本映画を中心にした編成で人気を博している日本映画専門チャンネルのハイビジョン版だ。そこで、同チャンネルのほか時代劇専門チャンネルなども運営する日本映画衛星放送の杉田成道社長に話を聞くことに。ドラマ『北の国から』の監督としても知られる杉田氏。現在もフジテレビジョンのエグゼクティブディレクター、そして映画監督の一面も持つ異色の社長だ。
家族で一緒に見られるチャンネル
「フジテレビに入社してすぐにドラマ部門に配属になりました。報道を希望して入ったはずが、いざやってみたらドラマがおもしろくて。途中、報道も経験したけれど、自分の主観やアイデアを反映できるドラマが1番楽しいですね。現在は、日本映画衛星放送の社長として仕事をする割合が多くなりましたが、演出の仕事も続けています」
ドラマの現場から社長室へ。さぞ苦労やとまどいがあっただろうと思われるが…。
「人間関係をとりまとめる、という意味では監督も社長も同じです。現在社員は約50人。『北の国から』のスタッフは約60人でしたから、むしろドラマの方が多いくらいですね。あとは指針をしっかりと出すこと。多少無茶なことでも、監督が『ここでこう撮るんだーっ!!』と主張すれば、『えぇーっ』と言いながらも人はついてくる。逆に、監督が信念を持っていないと誰もついてこない。社長も同じですよ」
テレビ界のこれから
生粋の映像マンである杉田氏の目には、現在のテレビ界、そして映画界はどう映るのか。この質問をした瞬間、これまでの笑顔がフッと消え、厳しい表情に変わった。
「テレビが生まれて半世紀。1番のターニングポイントにさしかかっていると言ってよいでしょう。以前は、テレビは大衆メディアで、みんなが共有する価値観の上に存在しましたが、今では価値観は分化されてしまいました。さらにインターネットが盛んになり、多チャンネルの時代になり、テレビのあり方自体が変わってきています。これから、もっと変わっていくでしょうね」
テレビ離れが進んでいると言われる冬の時代に、日本映画専門チャンネルが支持されている理由はどこにあるの
か。
「大衆メディアではなくなったとはいえ、地上波のテレビ局は依然として最も大きなメディアであり、あらゆる富や人材は地上波に集まってきます。対してCSの各チャンネルは正直に言うと再放送が主流なのが現状です。ただ、CSにはCSの役割があります。そこでやはり主体となるのが編成。1つのテーマに沿って様々な映画を24時間連続放送するシリーズや、公開中の映画と連動させた編成などが特に好評ですね。おかげさまで、日本映画専門チャンネル(HDを含む)を視聴していただいている契約世帯数は500万を超えました」
意外にもおすすめは白黒映画
さて、5月から始まる日本映画専門チャンネルHD。魅力は、やはり美しい画質?
「その通りです。もう映像がこれまでと全然違いますし、音も大変クリアになります。特に見ていただきたいのは、意外に思われるかもしれませんが、白黒映画です。昔の映画は、今とは比べものにならないほどお金をかけ、非常にクオリティーの高いフィルムで撮影されているのですが、普通のテレビやビデオに落とした時に、画質がかなり荒れてしまう。特に単色映画の場合、その濃淡だけで表現していますから、荒い画質だと白と黒の間の色がぼやけて落
ちてしまいます。その点、ハイビジョンでは、光と影(白と黒)の強いコントラストがはっきりと表現できて非常に美しい。私も、小学生のころ映画館で見た映像はこんなだったよなぁ、と思い出しましたよ」
映画館のあの感動を自宅のテレビで味わえる日本映画専門チャンネルHD。杉田氏おすすめの白黒映画も多数放送している。映画好きの方はもちろん、そうでなかった方もぜひ1度チャンネルを合わせてみよう。美しい画面から、目が離せなくなるに違いない。
おためし放送のお知らせ
iTSCOMでは、5月に以下のおためし放送を予定しています。どうぞ、ご利用ください。
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『エース』『プレミア』をご利用の皆さま
■ 2008年5月1日〜14日 「日本映画専門チャンネルHD(C125ch)」
※ハイビジョン放送です。
※建物の設備状況によってはご視聴いただけない場合があります。詳しくはお問い合わせください。 -
『レギュラー』をご利用の皆さま
■ 2008年5月1日〜14日 「日本映画専門チャンネル(17ch)」
■ 2008年5月15日〜28日 「時代劇専門チャンネル(17ch)」
※アナログ放送です。


